「ちょっと遥何してるのー!?」


「しーっ、いいからいいから」



私の観察上で空き家かなってとこに柵から不法侵入すると、みんなは大抵驚く。

と、いうか焦っている。


そんな中ひとりいつも通りなのが裕子。
私の後から当たり前のように柵を越える。


「んじゃ、みんなまた明日ね」


「いや裕子も入るんかい!」


「もーほんと知らないよー?」



ガッコもトモダチもみんな好き。

楽しくって、ワクワクして、どんな時だって裕子は私の味方で。


みんなはあーだこーだいいながらも大っきい夕日に向かって帰っていった。