時には優しく…微笑みを

「ただいまー」

マンションに着いた私は、ドアを開けた。

大阪での生活の方が長いのに、ここでの生活が当たり前のように。

「おかえり」

続いた、拓海さんが後ろから抱きしめてくれる。

回された腕に手を重ねた私は、拓海さんに向き直った。

目を見つめながら、ただいまと言いながら唇を重ねた。

初めは驚いていた拓海さんも、それに応えてくれた。


最初は、怖い、鬼だと思っていた上司だったけれど…その怖さの裏にある優しさに気がついた。

そして、拓海さんを知っていく内に、好きになった。


私達のこれからはまだ始まったに過ぎない。

まだまだ問題もある。
乗り越えていかなきゃいけないことは、たくさんあるけれど、私は一つ一つを拓海さんと乗り越えていきたい。


拓海さん、これからもよろしくね。



〜fin〜