諒太さんに、ズバリを言い当てられてしまった私が黙っていると、諒太さんは、それを狙って結子さんが、家に私を連れ帰ったんだよ、と教えてくれた。
顔が見たい、声が聞きたい、話がしたい、触れたい、触れられたいって思いが募るように仕向けたと。
その通りだった。
諒太さんは、誰もが通る道じゃないけど、同じような傷を持つ二人だからこそ、乗りこえられることもある、と言ってくれた。
私が結子さんの家に行ってから、拓海さんは抜け殻みたいになってたらしい。
私の何を分かっていたのか、って。分かってるつもりでなにも分かっていなかった、と自分を責めていたらしい。
諒太さんが、そんな事はないと言ってもそうじゃないんだと言って聞かなかったと。見守っているつもりで、見守ってやれなかった事を悔やんでいたと。
私はそんな風に思えてもらえるほどの人間ではない。私の方こそ、拓海さんを傷つけてしまったことに胸が痛んだ。
「朋香ちゃん。二人で乗り越えていけばいい。一人で悩む事はないんだ、拓海を頼ってくれ。あいつは誰よりも君を心配している。心から笑えるようになった、人を好きになれるようになった拓海をまた殻に閉じ込めないでくれ。それが友達として、俺が朋香ちゃんに頼み事だよ」
私は、諒太さんの顔を見て、頷いた。
「私も、一緒に拓海さんと乗り越えたい。そう思っています」
顔が見たい、声が聞きたい、話がしたい、触れたい、触れられたいって思いが募るように仕向けたと。
その通りだった。
諒太さんは、誰もが通る道じゃないけど、同じような傷を持つ二人だからこそ、乗りこえられることもある、と言ってくれた。
私が結子さんの家に行ってから、拓海さんは抜け殻みたいになってたらしい。
私の何を分かっていたのか、って。分かってるつもりでなにも分かっていなかった、と自分を責めていたらしい。
諒太さんが、そんな事はないと言ってもそうじゃないんだと言って聞かなかったと。見守っているつもりで、見守ってやれなかった事を悔やんでいたと。
私はそんな風に思えてもらえるほどの人間ではない。私の方こそ、拓海さんを傷つけてしまったことに胸が痛んだ。
「朋香ちゃん。二人で乗り越えていけばいい。一人で悩む事はないんだ、拓海を頼ってくれ。あいつは誰よりも君を心配している。心から笑えるようになった、人を好きになれるようになった拓海をまた殻に閉じ込めないでくれ。それが友達として、俺が朋香ちゃんに頼み事だよ」
私は、諒太さんの顔を見て、頷いた。
「私も、一緒に拓海さんと乗り越えたい。そう思っています」


