時には優しく…微笑みを

私は気をとり直して、部屋の片付けを始めた。

リビングでこんなんだったら、寝室はどうなってるんどろう?と思いながら寝室のドアを開けた。

カチャ…

「嘘…」

拓海さんが、ベッドで眠っていた。
スーツ姿のまま、横になったみたいだった。私はすぐ、横に駆け寄った。

「っ、拓海さん!拓海さん、大丈夫ですか?」

体を揺すっても、拓海さんはなかなか起きなかった。
本当に具合が悪くなってるとか?
額に手を当ててみた。

「熱っ、ね、熱あるじゃない…」

私は慌てて救急箱を取ってきて、体温を測った。

「38度…」

体調崩してたんだ、いつから?ううん、私のせいだ…

拓海さんのスーツを脱がせると、パジャマに着替えさせた。

ただでさえ、男の人だから体が重い上に、熱でぐったりしているから、大変だったけど、どうにか着替えさせる事が出来た。

「お、終わった…頭冷やさなきゃ…」

あ、そうだ。

「もしもし?結子さん?す、すみません。今日って、仕事…」