那「何故だ?」

華「連れて行かれる理由がないんだけど?」

藤「いや、こっちにはあるんだよ」

那「その理由は何だ?
内容によっては、行く行かないが決まるぞ」

華「そうそう!理由を言ってくれないとさ」

沖「理由はですね。
あなた達が怪しいのと、強いからです!」

那・華「はあ?たったそれだけの理由でか?」

華「マジで?」

藤「ああ、思ったんだけどさ
あんた達って双子なのか?
顔が瓜二つなんだけど」

那・華「ああ、双子だが?/だけど?」

那「文句でもあるか?」

沖「いえ、ないですよ
ていうか話、だいぶずれちゃいましたけど、
屯所に来て頂けますか?」

華「いや、無理だ」

藤「何でだ?」

那「我々は、これから京の町を回った後
夜に仕事があるのだ
すまないが、壬生浪士組の屯所に
行くことはできない」

沖「あなた達は、どんなお仕事を
されているんですか?」

華「それは言えない
企業秘密なんだ」

藤「そうか・・・
悪りぃな、いろいろ聞いちまって」

那「いや、いいんだ」

華「それじゃあ、またいつか
会える日まで・・・」

沖「はい・・・」

ザッザッザッ

藤「総司、この事土方さんに
報告したほうがいいよな?」

沖「そうしましょう」


あの2人の目には、光が宿っていなかった