ママ…たち?
それってどういう…。
鼓動が、一気に加速していく。
バクバク鳴る心臓の音が身体中に響いて、足が止まった。
震える手をぎゅっと握り、深く息を吸う。
落ち着け、落ち着け…自分にそう言い聞かせながらドキドキし続ける胸にそっと手を当てた。
私“たち”って、どういうこと?
誰のことを言ってるの?
その言い方って、明らかに…そういうことだよね?
『大地!』
気付けば私は…大地の名前を叫んでいた。
『ん?』
その声に反応するように、大地は足を止めこちらを振り返っている。
『ちょっと来て』
苛立ちを抑え、冷静に大地を呼んだ。
大地はキョトンとした顔で私の元に歩いてきた。



