『本当ごめん。反省してます』
大地はそう言うと、視線を落としたままの私の元にそっと歩み寄ってきた。
距離が近付くと同時に、もつれかけていた糸がスルスルと解けていく。
私も、意地を張ってちゃダメだ。
大地の行動に苛立ってしまったことも。
何故か不安に感じてしまうことも。
強がらず、隠さずに伝えなきゃ。
『ううん、私の方こそーーー』
…ごめんね。
そう謝ろうと、顔を上げた瞬間。
『あ!いたいたー!リュウ、こっちに亜矢ちゃんたちいたよー!』
響いてきたその声に視線を泳がせると、数メートル離れた場所から笑顔でこちらを見つめているリュウ君ママと目が合った。



