たしかにそうだ。
亜矢を怒鳴ってしまったことは完全に私が悪いと自覚している。
でも、それを大地には言われたくない。
大地が一緒に来てくれていたら、こんなことにはなってなかったはずだ。
自分の子供より、まだ知り合ったばかりの他人の子供に付き添ったりするからでしょう?
だから私たちは三人で来る羽目になったんじゃないの?
『一人で二人のサイズ確認するのって初めてだったから。ちょっと手こずっちゃって…』
冷静になれと自分自身に言い聞かせながら、苛立ちを悟られぬよう言葉を選ぶ。
『亜矢から先に見てあげれば良かったかも。…ごめん』
紡いだ言葉は、半分本心でもあった。
だけどもう半分は、真っ黒な感情が胸の中を埋め尽くしている。



