『じゃあ、毎日私が褒めまくってたら大地は朝ごはん担当大臣に就任だね』
クスッと笑いながらカウンター越しにキッチンをのぞくと、鍋をかき混ぜる大地がギョッと目を見開きバツが悪そうに頭を掻く。
『いや〜、さすがに毎日は…』
『ふふっ、冗談だよ』
『てか、朝ごはん担当大臣って何』
プッと吹き出すように笑う大地に、私もつられて笑顔がこぼれる。
『あ、そういや今日、亜実たちの新しい靴買いに行くんだよな?』
『うん、行く行く。その前に掃除機かけて洗濯だけ済ませたいから朝ごはん食べたら二人を少しだけ公園連れて行ってくれる?』
『オッケー、じゃあ歩いて行くから亜紀が用意出来たら車で迎え来てよ』
そう言われ、笑顔で了解と答えた。
だけど、それから約二時間後。
迎えに行った公園の入口から私が目にしたのは、何故か三人の姿だけではなかった。



