そして、その日を境に。
私の日常はめまぐるしく変わっていった。
大地にパンプスを買ってもらったあの日から。
私の毎日には、いつも大地がいた。
デートだ、とふいに言ってくれたあの日からずっと。
気が付けば、大地はいつもそばにいてくれて。
「俺の隣だったら、気兼ねなくヒール履けるだろ?」とか。
「俺からしてみれば間宮は小さい」とか。
高身長のコンプレックスを抱えていた私に、思い出せばキリがないくらい大地はたくさんの言葉を投げかけてくれて。
そしてその度、私の心は引き寄せられるように大地に傾いていって。
「間宮は間宮だから」
「何回も言うけど、俺は背が高い方が好き」
「もっと自信持てって」
自信なんて一度も持てなかった私だったのに、大地がくれる一つ一つの言葉によって、少しずつ変わることが出来た。



