夜の街にも夜間の託児所みたいなところがあるとは聞いたことがある。
だとしたら働いている間も大きな不安はないだろうけど…実際はどうしているんだろう。
『リュウ君は、リリカちゃんが働いてる間はどうしてるの?』
『あ〜、お留守番してますよ!リュウはお利口だし、もう五歳なんで』
あっけらかんと言い放った言葉に、あいた口が塞がらなかった。
もう五歳?まだ五歳じゃないの?
お利口かもしれないけど、夜に一人きりでお留守番なんて…心配にならないのだろうか。
『それって、いつからなの?』
『んー、こっちに引越してくる三ヶ月くらい前からですよ』
それが何か?とでも言い出しそうなほど、彼女にとってはごく普通のことのようで。
『一人にさせて、心配じゃないの?』
私がそう聞くと、彼女はすぐに首を振り「全然!いい子なんで」と悪びれる様子もなく笑った。



