『いい加減起きてシャワー浴びてきたら?』
翌朝六時。
玄関で眠ったままだった大地を見下ろし、私はハァッと重い息を吐いた。
きっと、相当飲んでいたんだろう。
昨日よりも酒臭く感じる大地に、ただただ呆れてしまう。
平日だというのに深酒をして、日付けが変わる頃に帰宅して。
おまけにそのまま玄関で寝てしまうなんて、大の大人が恥ずかしくないのだろうか。
『ねぇ、いつまで寝てる気?』
さっきよりも少し大きな声でそう言うと、その声に反応するかのようにピクッと体が動き、その直後大地はゆっくりと目を開けた。
そして私と目が合うと数秒ボーッとしていたけれど、左右に視線を動かした途端ハッと驚いたように慌てて起き上がった。



