『…お、おはよう』 どうしていいかわからず、思わず目を逸らしてしまった。 するとソファーで横になったままの大地は私の手を掴むとそのままグッと私を引き寄せた。 その力強い引力は、少し強引で。 だけど包まれた大地の腕の中は、とても温かくて。 『亜紀』 私を呼ぶ優しい声が、たまらなく愛おしく感じた。 『…昨日は、ごめん』 耳元で響く大地の声に、胸が切なく痛む。 大切なのは、歩み寄ること。 私たちは、夫婦なんだから…。