普段は子供たちは九時過ぎにはベッドに入り、この時間にはもう眠りに落ちている。
でも今日は、亜矢のお風呂を頼めなかったり、私がキッチンの片付けをしている間、大地がいつもやってくれている子供達の遊び相手を自分が代わりにやったり。
そうこうしているうちに、時間はあっという間に過ぎていて。
やっと寝息を立て始めた子供達にホッとして寝室を出ると、スマホに映る時刻を見てため息を吐いた。
21:56という数字が、ディスプレイに明るく浮かんでいる。
さすがに遅過ぎないだろうか。
嫉妬だなんて思われたくなくて、電話をすることもLEINを送ることも躊躇っていたけれど…この時間は、さすがに遅過ぎる。
ぎゅっとスマホを握りしめた私は、数秒ジッと考えると、意を決して大地の電話番号を表示させた。



