〈秘密な身体〉私がモテた理由

仕事も終わり、居酒屋の個室を貸し切り、お疲れの乾杯。




『乾杯~♪』




お酒が呑めない私はウーロン茶で乾杯。





『ねえねえ、実樹ちゃんに質問~』



『俺も~!』




若社長に続けて、皆の質問責め…




『待て…俺からだ!』




と他の社員を押し退け、黙らせると、




『実樹ちゃん…男居る?』




『若社長~やめて下さいよ~』



テレながらあしらったつもりだったけど…



『真剣に答えて!男居るの?』




若社長の真剣な顔…




『いません…』




俯き、答えた。




数ヶ月前、23歳になった私。


今までいなかったなんて恥ずかしくて…
言えないよね…