先生。大好きでした。

『じゃあ車まで行こうか。』

『はい。』

そうやって車に乗り込む。何も知らない私は先生の手の中に


ゆっくり


ゆっくり


ゆっくり


堕ちていく。

もう。逃げられない。

私はその時先生の口元が少し歪んだような気がした。

『ひなちゃん。寒くない?暖かい飲み物有るけど飲む?』

『え?良いんですか?』

『勿論!ひなちゃんだからだしね!』

私は少し嬉しくなって、


飲んでしまったの。


戻れなくなってしまったの。


前の私には。