ライブは 全部見たかったけど、
出演バンドの多さと、
眠たさに勝てなくて帰る 22時。

ほんとは 前に行って見たいバンドもあったかもしれないのに
横に居てくれた友達Dちゃんに
「ごめんね」と言って帰る。

中央線の電車の中は
ガラガラで、
化粧がドロドロになり始めてる女子高生、

パチンコ雑誌 片手の中年オヤジと

私だけ。


なんだか ひどく疲れた。
駅で買ったお茶を一口のんで、
目を閉じる。


あの声が 聞こえる 回る。
あの笑顔が 映る 繰り返し 繰り返し

「アカネちゃん!」

笑顔で 話しかけてきた

きみの









彼女の

声が 笑顔が

繰り返し 繰り返し