「ねー竜也ー。今日一緒に帰ろーよー」

「あ?」

え?
竜也

ソノヒトハイッタイダレデスカ?

あたしはイライナイ?

距離を置こうって言ったのは、コウイウコトダッタノ?


「・・・っ
バイバイ」


涙をこらえて、あたしは竜也に気付かれないように
走って帰るしかできなかった