*** 学校が終わり、今やもう7時。 結局わたしは公園に行かなかったんだけど…。 も、もしかしてさ。 …待ってたりしないよね? わたしは心の中でふっと思い出す。 颯はいつもわたしを信じてて… わたしが約束に3時間もおくれたとき 何かあったんじゃないかって心配してくれて、 「「大丈夫?」」 って言ったっけ? うぅ、これ、行かなきゃいけないやつじゃんっ! わたしは少し乱暴にドアを開けた。 ……ドアを開けると、