そしてわたしはいつものように
下へおりていく。
目の前にいる、颯の背中を見た瞬間
私の鼓動は大きく跳ねた。
「おはよう!」
その言葉に、颯は肩をびくっと震わせた。
…そんなにいやなの?
そして静かに颯はゆっくり言った。
落ち着いた声で、ゆったり。
「はよ。」
笑顔は見せれらてたけど、なんだか
偽りの笑顔だ。
「ご飯、つくるね。」
「うん、お願い」
わたしはパタパタと足音をたてて
台所に入った。
***
颯side
「…今日先いくね。」
「うん。いってらっしゃい。」
俺は自分勝手にそう言って家を出た。
自転車のがたんっと言う音とともに
サドルに乗る。


