時間は嫌なときほど経つのが遅い。 俺は待合室で1人待たされていた。 「あ、先生。」 俺の前に影が落ちて前をみた。 「…先生?」 先生は暗い、暗い 枯れ葉のようなしわくちゃな肌を ぎゅっと寄せていた。 なんだかさっきよりほっそりした様な。 俺は前を向いた。 前しか向かなかった。