颯、わたしのときと全然態度違うし… やっていけるのかな? 「…じゃあ、わたしも学校行くね。 鍵、ちゃんと閉めてね。」 「は?俺送ってくけど。」 ・・・はい? ガシャっというなんだか嫌な音とともにドアが閉まる。 「行こ。」 わたし、なんかまんまと颯のペースに乗せられてる気がするんですけど。 「つかまっとけよ。」 颯はそう言ってわたしの腕を彼の腰にまたつけた。 ち、ちかいって! …この気持ち。 なんか前もあったな… なんでだっけなぁ、 わたしはそんなことを思いながら 颯の背中をみる。