空の下にいるときに。

……という会話が五分前にされてたわけで、

同居生活を送ることになりました…。


「ずっと覚えてたよー、」

「…そか。」

「うん…」

な、なにこの沈黙。

ていうか、颯ってこんなにごつごつしてたっけ?


「なんか颯、大人になったね。」

「…うん。お前も。」


また沈黙…。

この空気に耐えられなくなって、

わたしたちは2人で吹き出した。

「じゃ、また明日からよろしくな。

俺鶯女学院とは少し遠い高校だけどさ、

会いにいけたら行くし。」

「い、いいよ!

彼氏でもないんだから〜」

「だから、俺、今彼女いないの。」



……それって?

も、もしかして……

「お前じゃなくて、

女子校探りに行くだけだわ。」