あきらを忘れてしまったら、 私は―――――・・・・ 「あれ、香奈??」 「!!」 安西!! 「何してるの??こんなとこで」 「・・・え、・・・・隆弘・・・・待ってるの」 何で安西が・・・・ 「ふーん・・・”隆弘”・・・かぁ・・・」 「??」 安西・・・・・?? 「中川の事、スキ?」 「・・!・・・好きだよ」 安西は無言のまま野球部の見える窓側まで来ると、 そのまま外を見つめた。