さっきから目を皿にして探しているけれど、タブレットの画面にはジャージなんてまったく映らない。ジャージ素材っぽいものすらない。
白い背景に表示されるのは、レースだったり、てろんとした素材だったり、引っ掛けたらすぐに破けそうな頼りなさそうな服ばかりだ。
ひとつずつの値段を見てジャージの何倍もする金額に目玉が飛び出そうになった。しかもそれが『レンタル』の料金だと気づき、購入価格を想像して気を失いそうになる。
このワンピースのレンタル料金で、私だったら一か月暮らせる……。
「結愛ちゃん?」
「は、はい」
はっとして振り返ると、新庄さんが整った顔を優しく崩した。

