おしゃれなファッション雑誌のウェブサイト版みたいなキラキラした内容に、だんだん不安が膨らんでいく。
このサイトもこの会社が運営しているのか……。
地味なままでいいと思っている私が、洋服に対してなんのこだわりもない私が、この会社に入って本当によかったのだろうか。
「それから実際に商品を見たいという人のためのリアルギャラリーもあって、そっちには常時8000点以上のアイテムが置かれてる。それから……」
新庄さんの声が途中から電子アラームのような音に変わっていく。ビービービーと脳内で警報が鳴り響き、徐々に逃げ出したくなってくる。
私がこの会社で働くこと自体が間違っている気がしてきた。
ここは、おしゃれオブおしゃれな世界だ。

