新庄さんからもらった服を着て、髪をカットしてもらい、コンタクトレンズをした私はまるで別人だった。サロンの人にも褒められて有頂天だった。
ひとりでお店を出たときには世界が輝いて見えるくらい浮かれていたけれど、すぐにちらちらと向けられる周囲からの視線に気づいたのだ。
広い歩道を歩く人たちが、男性も女性も問わず物珍しそうに私を一瞥していく。なんだこいつというように、好奇の視線を注いでいく。
そして私は、はっとしたのだ。
大女の私がさらに目立つことをしてどうする!
そう思った瞬間、恥ずかしくてたまらなくなった。
思い出されたのは中学生だった頃の、いじわるな男子たちの視線だ。

