ふと体を離し、社長は改めて私を見た。上から下へとじっくり視線を動かして、納得したように口にする。
「そりゃあお前、思春期の男にこの体は刺激が強すぎるだろ」
「……え」
「俺だって中学の頃にお前みたいなダイナマイトな女がクラスにいたらちょっかい出してからかうかもな」
自分で言いながら、社長はうんうんうなずく。
「だ……ダイナマイト……?」
たしかに、身長も胸も当時から平均よりあったけれど……。
「ははあ、なるほど。お前、男どもにちょっかい出されて、それに嫉妬した女子たちからいやがらせを受けたクチだな」
黙り込む私を見て、「図星だろ」と笑いながら社長はまぶしそうに目を細める。
「それでいて暗い性格にならないんだから、やっぱりお前はすごいよ」
「いえ……私、暗いですよ。地味ですし」
日陰を好む女なんですと言うと、彼はまた肩を揺らして笑った。

