…
午後十二時四十分。取引先へのお使いを済ませて帰社すると、フロアはがらんとしていた。
昼休憩を時間差で設けているこの会社は、正午になると早めに昼食をとりたい第一陣がばらばらとフロアを出ていく。それから三十分ほど時計の針が進んだところで、残りのメンバーも席を立つのだ。
あと五分くらいで第一陣が戻ってくるかな。フロアを見回しながら社長室に足を踏み入れたところで、デスクでパソコンと向き合っていた社長と目が合った。
「ただ今、戻りました」
「それ、塗ってるんだな」
突然の言葉で、なんのことかわからなかった。
社長に頼まれていたテイクアウトパスタの紙袋を机に置きながら、「ああ」と気づく。
取引先から戻る途中でランチをとってきた私は、午後の業務に臨もうと化粧直しを済ませていたのだ。
午後十二時四十分。取引先へのお使いを済ませて帰社すると、フロアはがらんとしていた。
昼休憩を時間差で設けているこの会社は、正午になると早めに昼食をとりたい第一陣がばらばらとフロアを出ていく。それから三十分ほど時計の針が進んだところで、残りのメンバーも席を立つのだ。
あと五分くらいで第一陣が戻ってくるかな。フロアを見回しながら社長室に足を踏み入れたところで、デスクでパソコンと向き合っていた社長と目が合った。
「ただ今、戻りました」
「それ、塗ってるんだな」
突然の言葉で、なんのことかわからなかった。
社長に頼まれていたテイクアウトパスタの紙袋を机に置きながら、「ああ」と気づく。
取引先から戻る途中でランチをとってきた私は、午後の業務に臨もうと化粧直しを済ませていたのだ。

