〜6〜
今からほんの少し前。
カイムが敵との死闘を繰り広げている最中のこと。
――――。
そんな彼から少し離れた場所、つまり此処でも一つの戦いが始まろうとしていた。
ッ。
直ぐ脇には憎しみの籠もった視線を少し離れた場所で戦うシエラへと送る男。
手には使い込まれた剣。
男はその剣を握り締め、彼女を倒すべく視線を送るその方へと足を踏み出す。
────、ザッ!
だがその行く手を妨げるように彼の目の前を横切る何か。
男は咄嗟にその何かを避ける。
「おやおや、何余所見をしてるんだい?
あんたの相手はこっちだぜ、ライル隊長?
それとも何かい?むさ苦しい男相手より可愛いお嬢さん相手の方がいいってか?」
その何かが放たれたその先を振り返れば、そこに立っていたのは一つに括られた銀色の髪を靡かせる長身の男。
その男の顔に張り付く軽い笑みには、ライルにも十分すぎるくらい見覚えがある。
「邪魔をするなっ!ジェイド!
お前の相手は後でじっくりしてやる......まずはあいつが先だっ!」
ライルは凄い剣幕で長身の男ジェイドに叫ぶ。
ッ。
その目は血走り、禍々しい殺気を放つ。
「あれれ、隊長?
いつの間に女の子を苛めるような悪い趣味をお持ちで?」
殺気を放ち叫ぶ彼に臆する事なくジェイドはいつも通りの軽い口調でヘラッと笑う。
「黙れ!
奴は逃亡者、奴は裁かれるべき者だ!
あいつはルシアスを殺し水竜の指輪を奪った.......死んで当然の女だろう!?」
.
今からほんの少し前。
カイムが敵との死闘を繰り広げている最中のこと。
――――。
そんな彼から少し離れた場所、つまり此処でも一つの戦いが始まろうとしていた。
ッ。
直ぐ脇には憎しみの籠もった視線を少し離れた場所で戦うシエラへと送る男。
手には使い込まれた剣。
男はその剣を握り締め、彼女を倒すべく視線を送るその方へと足を踏み出す。
────、ザッ!
だがその行く手を妨げるように彼の目の前を横切る何か。
男は咄嗟にその何かを避ける。
「おやおや、何余所見をしてるんだい?
あんたの相手はこっちだぜ、ライル隊長?
それとも何かい?むさ苦しい男相手より可愛いお嬢さん相手の方がいいってか?」
その何かが放たれたその先を振り返れば、そこに立っていたのは一つに括られた銀色の髪を靡かせる長身の男。
その男の顔に張り付く軽い笑みには、ライルにも十分すぎるくらい見覚えがある。
「邪魔をするなっ!ジェイド!
お前の相手は後でじっくりしてやる......まずはあいつが先だっ!」
ライルは凄い剣幕で長身の男ジェイドに叫ぶ。
ッ。
その目は血走り、禍々しい殺気を放つ。
「あれれ、隊長?
いつの間に女の子を苛めるような悪い趣味をお持ちで?」
殺気を放ち叫ぶ彼に臆する事なくジェイドはいつも通りの軽い口調でヘラッと笑う。
「黙れ!
奴は逃亡者、奴は裁かれるべき者だ!
あいつはルシアスを殺し水竜の指輪を奪った.......死んで当然の女だろう!?」
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