身を持って教えてくれた、自分を思ってくれる人大切さ。 それをじっくりと、胸の奥に噛み締めてシエラはカイムと共に歩き出す。 進まなければならない、自分たちの道を。 まだ見えない未来に向かって。 ――――。 シエラとカイム。 二人は大切な人を大地の上に残したままに、振り返ることもせず大地の果てに影を揺らめかせながら消えた。 .