でもフードを深く被っていて顔がいまいちよく見えない。 立ち上がろうとしたが、 恐怖で体が震え思うよに動かない。 すると 「大丈夫?」と助けてくれた男性はあたしに駆け寄った。 「こんな人気のないところで女の子一人で歩いていたら危ないよ?」 と言いながら男性はフードをあげ、その素顔を露わにした。 その瞬間、あたしの心臓は突如早くなり始める。 な、なんで… ここにいるの。