「んじゃあ、あたしがその曲消してあげるよ」
「そんなことしたらぶっ飛ばすぞ」
「いや、なんで」
「無理だから。
それにお前はバカだから消し方知らねぇだろ」
あれ……?なんであたしはけなされてるの?
しかも、その曲を大切にしてるかのように言うから変に鼓動が高鳴る。
「それくらい知ってますー!」
「ほんとかよ」
呆れたように笑う春瀬。
悔しいけど、その笑顔は本当にカッコいい。
中身は終わっているけどね。
「ていうか、いつまで一緒にいる気?」
「学校着くまで」
「いや、嫌なんですけど」
「は、俺の言うことに対してのお前の選択肢はなんだったけ?」
また付き合っていた頃の話をし始める。
それはもう過去の話じゃん。



