一限目は数学だ。私は数学はそこそこ好きである。計算は好きではないが、先生の人柄がよく、面白いからだ。
今日もいつものように先生が挨拶をしながら教室へ入ってくる。そして…
なにが起きたかなんてわからない。
ただ、言えるのは30名いる生徒が半分になったということ。半分はどうなったかって?
消えたよ… ふざけてなんていないさ。
パッと消えちまった。
私を含めた15名の顔に困惑が浮かぶ。
当たり前だろう。どっかのアニメの主人公のようにすぐに冷静に判断なんてできないさ。
でも、目を見てわかったさ。あの先生の目もアンズのようになっていた。
こちらを見ているはずなのに焦点があっていない。私の奥のどこかを見ている目。
途端に恐怖が走る。死を覚悟する。
私が恐怖に怯えている中、クラスメイトの1人が口を開いた。
「他の奴らは!?」
まあ、その反応が普通だろう。
けれど先生はなにも言わない。
教室が騒がしくなる。困惑の声。
それを無視して黒板になにかを書き始める。
私を殺せ
意味がわからない。
暗◯教室じゃないんだから。
そんなことを思っていると隣の席の子の頭が血になった。いや、頭が吹き飛び首から血が吹き出している。
気が動転する。なにも考えられない。
頭が真っ白だ。なにが起きた!?
いきなりすぎる。
そんな中、先生は言う。
「残り時間は自習です。
2時限目も数学です。」
気が動転している中でもわかったことは
絶望は終わっていない。ただそれだけだった。
《短い休み時間》
先生はそう言うと教室を出て行った。
残り時間はずっとぼーっとしていた。
チャイムが鳴り、やっと目が覚めたような気がする。周りを見てもそんな様子だった。
少なくなったクラスメイト。殺せと言われた先生。2時限目は数学。
私はとりあえず武器を手に入れることにした。きっとアンズのように追いかけ回し、殺そうとするのだろう。
周りも少しずつ話し始めた。
そんな時、教室のドアがガラリと空き、保険の先生が入ってきた。
いつもの落ち着いた雰囲気はどこへやら。
騒がしく浮かれたようになっている。
すると、近くに置いてある掲示用のボードに先の尖った武器のようなものをさした。
簡単に言うとアイスピックのようなものだと思ってくれればいい。
そしてそのまま教室を後にした。
この後の事を考えて私は武器をとった。
するとクラスメイトが私に声をかけて来た。
「ねぇ、なんか変じゃね?殺すとかさぁ。
ドッキリとかじゃないの?」
まぁ、そう考えるのもおかしくはない。
けれど私は知っているのだ。全てではない。
狂った何かを。
信じてはもらえないだろう。なので
「一応ねw」
と答えておいた。
そうこうしていると10分という短い休み時間の終わりを告げるチャイムがなった。
今日もいつものように先生が挨拶をしながら教室へ入ってくる。そして…
なにが起きたかなんてわからない。
ただ、言えるのは30名いる生徒が半分になったということ。半分はどうなったかって?
消えたよ… ふざけてなんていないさ。
パッと消えちまった。
私を含めた15名の顔に困惑が浮かぶ。
当たり前だろう。どっかのアニメの主人公のようにすぐに冷静に判断なんてできないさ。
でも、目を見てわかったさ。あの先生の目もアンズのようになっていた。
こちらを見ているはずなのに焦点があっていない。私の奥のどこかを見ている目。
途端に恐怖が走る。死を覚悟する。
私が恐怖に怯えている中、クラスメイトの1人が口を開いた。
「他の奴らは!?」
まあ、その反応が普通だろう。
けれど先生はなにも言わない。
教室が騒がしくなる。困惑の声。
それを無視して黒板になにかを書き始める。
私を殺せ
意味がわからない。
暗◯教室じゃないんだから。
そんなことを思っていると隣の席の子の頭が血になった。いや、頭が吹き飛び首から血が吹き出している。
気が動転する。なにも考えられない。
頭が真っ白だ。なにが起きた!?
いきなりすぎる。
そんな中、先生は言う。
「残り時間は自習です。
2時限目も数学です。」
気が動転している中でもわかったことは
絶望は終わっていない。ただそれだけだった。
《短い休み時間》
先生はそう言うと教室を出て行った。
残り時間はずっとぼーっとしていた。
チャイムが鳴り、やっと目が覚めたような気がする。周りを見てもそんな様子だった。
少なくなったクラスメイト。殺せと言われた先生。2時限目は数学。
私はとりあえず武器を手に入れることにした。きっとアンズのように追いかけ回し、殺そうとするのだろう。
周りも少しずつ話し始めた。
そんな時、教室のドアがガラリと空き、保険の先生が入ってきた。
いつもの落ち着いた雰囲気はどこへやら。
騒がしく浮かれたようになっている。
すると、近くに置いてある掲示用のボードに先の尖った武器のようなものをさした。
簡単に言うとアイスピックのようなものだと思ってくれればいい。
そしてそのまま教室を後にした。
この後の事を考えて私は武器をとった。
するとクラスメイトが私に声をかけて来た。
「ねぇ、なんか変じゃね?殺すとかさぁ。
ドッキリとかじゃないの?」
まぁ、そう考えるのもおかしくはない。
けれど私は知っているのだ。全てではない。
狂った何かを。
信じてはもらえないだろう。なので
「一応ねw」
と答えておいた。
そうこうしていると10分という短い休み時間の終わりを告げるチャイムがなった。