「こんちは。」


「こんにちは。今日はお仕事は?」


「いや、今日は何もない。」


「そうでしたか。ゆっくりしてって下さいな。」


最近この茶屋に来るようになった男。


さよが茶屋で働くようになって、心無しか若い男の客が増えていた。


この男もまたその1人だった。