ドカッ…-----‼︎‼︎ …鈍い音の正体は 桐山社長が青柳社長の顔を殴った音だった…。 私の頭がそう理解をするのに、 数秒の時間が必要だった。 目の前で 頬を抑えながら尻餅を付いている 青柳社長の姿が見える。 驚いた顔をしていた彼の口からは 一筋の血が流れ出して、 周囲からも騒めきが漏れ始めた。 あまりの出来事に 私の頭も少しは理解を取り戻す。 「しゃ…ちょ……」 「行くぞ、藍川。」 …-----。