「…えっ……と、はい。大丈夫です。
心配してくださってありがとうございます。
私、もう戻らなきゃ…。」
「あ、待って。お水貰ってきたからコレ飲んでから戻った方がいいと思う。」
そう促され、コップの中の
飲み物を半強制的に飲まされた。
一口飲んだ瞬間に、
グラングランと揺れ出す視界…。
「ねぇ、本当に大丈夫?
零したらダメだよ?」
グニャリと歪む視界の中で
青柳社長がニヤリと笑う。
もはや自分で立っていることすらままならない私は
青柳社長に肩を抱き抱えられて、
抵抗もできずに
自ら彼の胸へと顔を埋め込んだ。
…………………やだ……………!
…………イヤ………………ッ!!!!!
………私に……触らないで………!!!!!
…それなのに…、
どうして私の身体は言う事を聞いてくれないの…っ?



