いや、待て。
何処かの部屋にしたら場所が特定出来ないわ。
それに誰が取るか分からないのなら
近くで監視をしているかも知れないし……。

そう思いフッと周りを見た。
しかし人が居るのだが……2階に居るため
学生や大人の人が数人。

私を監視している様子もない。

居ない……。
やっぱりただのイタズラかしら?

そう思い何気に本棚を見た。

すると本棚に番号が書かれていたのに
気づいた。

あ、もしかして……。
この505は、本棚の番号!?

私は、手紙の暗号を見た。

それなら場所も特定しやすいし

そして私は、505と書かれた本棚を探した。

あった……!!
ここだ。そうなると上から下に3って
本棚のことだろう。

上から……下に3は……。
あれ?

そこには、棚を間違えた高橋幸次郎先生の
ミステリー小説が挟まっていた。

私は、その本を手に取った。

これに答えが……?