あれから私は容態が家で急変し、入院することになった。実は小さな病院のお医者さんが言った寿命よりも短い事が総合病院で分かった。私には分かる。今日死ぬんだって。そして私は危篤状態に陥った。どうやらこれから大河達が来るらしい。
バタバタバタバタ！がら！
｢姫花！俺だ！大河だ！分かるか！｣
｢う、ん…わ…かるよ。ご、めんね？病気の、事、…い、えなくて。｣
｢ああ！大丈夫だ！｣
｢た、いが。わ、たし、ま、い…ちが、も、のすごく、た、のしかった。わ、たし、た、いがの、事…わ、かれ…て、も…ずっと、ずっと、す、きだった。あ、…がと。た、いが。わ、たし、よ、りも…す、てきな、お、んな…こみ、…けて…。し、あわせにね？｣そして私は最後の力を振り絞りはなす。
｢大河。私、大河が幸せに結婚するまでずーっとそばにいるからね？見えなくても傍に居る。もしかしたら声とか姿がいつか見えたりするかもしれないね。あ、もうバイバイの時間みたい。バイバイ。大河。皆によろしくね？
｣
｢せ、かいで、い、ちばん、だ、いすき、だった、よ？ば、いばい…。｣
ピー！
そして私は目を閉じ、心臓は動かなくなった。
もう何も無い。
音、光、声、力。
何で頭痛かったのに頭痛だと思い込んでたんだろ。
馬鹿だ私。バイバイ大河、皆。