「でも…やっぱり好きで…諦められなくて
話さないようにした…」


なにそれ…



「でも…俺やっぱり…
夏希が好き…」

「っ…冬夜ぁ…」

「ごめん…ごめん…」

「も…いいよ」

「冷たくしてごめん…
大好きだ…から」


あれから
また月日がたち
私と冬夜の壁は
無くなっていった


「冬夜~」

「夏希…眠い」

「もぅ~今から
遊びに行くのに…」

「分かってるよ」

「じゃあ早く行こ」

「はいはい」


ねぇ
冬夜…私達本当に
遠回りして
本当の恋を手に入れたんだよ…?


さんざん泣いて
さんざん傷ついた…

でもね?
私…嬉しかったよ?
ちゃんと話してくれて

冬夜の本心が分かったから…

だから
今度こそ…
今度こそ…
ちゃんと向き合おう?

ずっと…


大好きだよ?


もう
冷たい彼氏じゃないね


優しい彼氏だよ?