この日を境に私は先輩と放課後の教室で 話すようになった。 そして、しばらく経った頃に 先輩から桜ちゃんって呼ぶようになった。 この頃本当に、私は桜ちゃん一色だった。 呼び名が変わっても桜ちゃんの隣には 相変わらず可愛い彼女がいて、 欲張りになった私は彼女に嫉妬ばかりして 辛かった。 嫉妬する自分が嫌だった。