お客1-「あれ、この前別な店で会ってるよね?、こっちにおいでよ(笑顔)。」


沙織-「そうですけど、今日は一緒に来てる人がいるから駄目なんです。」


お客1-「こっちに来てくれよ。」


沙織-「ごめんなさい、一緒の人がいるから今日は無理なんです。」


宏斗-「おい、俺の女に話すなら俺を通せよ。わからないなら、外に出ろよ。」


お客1-「すみません....。」


宏斗-「沙織、さっきの人知ってるのか?。もう話しかけてはこないはずだから、大丈夫だよ(笑顔)。」


沙織-「うん、宏斗。宏斗と知り合う少し前に、一件目で一回飲んだだけだよ。それを覚えていて、話しかけてきたんじゃないかな。」


宏斗-「わかった、これからは俺がいるから大丈夫だよ。沙織に他のお客さんが絡んだら、言うからね。」


沙織-「ありがとう、宏斗。二曲目歌うね(笑顔)。」


宏斗-「わかった、沙織。」


トゥルル-。


外。


宏斗-(もしもし、スミレさん、どうしたの?。)


スミレ-(もしもし、沙織ちゃんのお母さんがうちの店に来ると言ってるんだけど、沙織ちゃんと一緒かな?。」  


宏斗-「一緒じゃないよ、送ったから俺は別な店で飲んでるんだよ。」