小さな命の叫び

黙って僕は段ボールの中にしばらくいた…


見ず知らずの人間が、僕に近づいてきた。


僕は必死に声を出した…


クゥーン


優しそうなおじいさんが僕をそっと抱えてくれた…


「かわいそうに…いつからいるんだい?こんなに震えて…」


僕に話かけてくれた…

そして、そっと下ろしてくれた…


おじいさんは手に持ってたパンを小さくちぎって、僕にくれた。



僕は見ず知らずの人間に、こんなに優しくしてもらって、すごく嬉しく感じた。


嬉しくて、おじいさんにしっぽを振り続けた…