だんじりも終わり、宏基君とも寛君とも会わなくなりかっこいい人。写真撮ってくれた人。
ただそれだけの存在だった。


高校生になり、まただんじりの季節がやってきた。


「今年からは高校生の女の子も寄り合い参加やから来るように!」と團長の声。


夏休みも終わり毎日寄り合いが始まったのだ。



「「こんばんわ〜」」

結愛と月は寄り合いに行った。

はじめての経験でワクワクしていた。


そこには

宏基君と寛君の姿があった。

「「あっ」」

結愛と月は顔を見合わせた。


「おる、、、」




それが、始まりだった。