私は徐に携帯を取り出す。


「はい。紅茶とクッキーよ♪賢悟がお世話になってるんだから、ゆっくりして行ってね?あらお仕事?」

「…すみません…」

お母さんが来たけど、メールを打つ手を止めない私…


『けんちゃんって賢悟社長ですか?さおりは咲音里ですよ』



ドキドキしながら送信

直ぐに社長の携帯がメールの受信を知らせる。

見た瞬間 社長固まった。


「…あっ…さおりちゃんはサクちゃんなんだね。」

テンションの高いお母さんに無言で紅茶を飲む他三名…怪しいけど私はちょっと混乱してる。


社長は固まったままみたいだし、お父さんはそんな私達を観察している様子