なんで皆誤解してうろたえるのよぉ!


話しを聞けぇ~!

「でも社長違いますから!」


「へっ?」


オロオロしてた人達が一斉に私を見る。


「サクちゃん…違うって何が?」


「社長は確かに私を押し倒したけど…そのまま直ぐに寝ちゃったんですよ?私 身動き出来なくて…脱出しようとしたら社長が起きて勘違いしちゃったの…」


青ざめてた社長が真っ赤になる。


忙しいなぁ…

「ほ…んと?」


「はい。」


「何にも?してないの?」


「全く!」


「そうだったのね。賢悟は勘違いだったの。」

「はい!」

笑顔で答えると、今まで敵意を感じてた お母さんが笑顔になってお茶を出すからと、いなくなる。