花くんは真剣な瞳で一瞬でも私の目を逸らさない。
「あと...花くんの事もっと知りたいと思ったの」
これはカスミソウには含まれていない言葉。
私は純粋に思ったこと自然と口に出していた。
「ぶはっ...お前面白いな。てか可愛いのな。必死すぎ」
そう言いながらもすごく嬉しそうに花を見つめているのは気のせいではないと思う。
...やっぱり花くんは受け入れてくれた。
「花井の気持ちは十分伝わった。サンキューな」
やっぱり花くんに花を贈って良かった。
心が本当に温かい人なんだと思った。
同時に私も心が温まる。
もっと知りたい...花くんの事。
そう思うのはただ花くんに興味があるからで、恋愛感情とかじゃない。だって知り合ってほんの1週間経ってないくらいだもん。
...けどさっきから心臓がうるさいのはなんで何だろう。
美しい顔が近くにあると緊張してしまう反動とかかな。
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「ねえ!優!!さっき上から見てたよー!!何ちゃっかり花渡してんのーー!」
香穂子は教室に入ってきた私をすぐに問い詰めた。
またいつものように事後報告になってしまったけど、説明をした。
「花くんって本当良い人だよね...」
「でも優、気を付けなさいよ?花くんファン多いんだから...花くんサッカー抜け出してどこ行ったかと思えば優のところだもん。しかもあんな丸見えなところで大公開してたからファンがすごい騒いでた...」
