花に恋するチューリップ



体育のバレーは、ペアを2人1組で組みボールの打ち合いをする。
勿論1番仲のいい香穂子と。


クラスに馴染んだけど、やっぱりグループとかで固まってしまう。特に最初の頃とか余計に固まりがちなのかもしれない。


周りの女子は、私は高嶺の花みたいと言う。美人ではないと言うのが後付けで加えられているけど...


私ってそんなにおしとやかじゃないのに、そう
見られるらしい。
髪が黒いから??




「はーい。じゃあサーブの練習ね〜」




体育会系の女子はすごく張り切ってとても楽しそう。
私ももっと運動ができたらな...


ネット越しに香穂子が立っている。
軽いサーブをしてくれるけど、なかなかうまく返せない。



ああ...頭がフラフラしてくる
熱気がこもってるからかな...


「花井さん、可愛いっ。もっと腰低く構えてみて!」


バレー部の子が的確なアドバイスをくれた。
さっきより返せる回数が増えた。


「優ー!じゃあ次ちょっと強めのサーブ行くね!」




香穂子は昔から運動が好きなだけあって、どの競技をさせても上手い。

ボールが真正面に向かってきて、頭がボーっとして受け止める事が出来ず___...


顔面に当たってしまった。
そのまま後ろによろけて尻餅をついた。
最悪だ自分...




「優ごめん!!!大丈夫?!」


周りの女子達が私の周りに集まって心配してくれてるけど、ボーッとしすぎてあまり言葉も聞き取れない。



「ちょっとそこどいて」