花に恋するチューリップ



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1時間目は現文。
今日は朝からあまり力が入らず、ボンヤリしている。
多分今日はポカポカ日和だから眠たくなっているんだと思うけど。



丁度私の席が窓際だったため、グラウンドを見下ろしていた。
外で2年生の先輩が体育してる...

その横を横切る制服を着た男子生徒が居た。




あ、花くんだ。




気づくかな〜気づくな〜...
視線ずっと送ってたら気づくかな?

いつの間にか窓から頭が全部飛び出ていた。


「花井、外に何かいるのか?」



先生の声で我に返った。
先生の言葉でクラスの大半の視線が私に向けられる。
...恥ずかしい。

まあ、花くんからしてみれば私なんかそんなに印象に残ってないんだろうなあ。


キーンコーンカーンコーン___...






「優!次体育だよ〜♪」

中学から一緒で仲のいい香穂子がウキウキで私のところへやってきた。
香穂子は花くんのファンらしく、1組と2組は合同で体育をするからそれが体育が唯一の間近で拝めるチャンスといつも言っている。


「1組の人はいいな〜毎日榊原くんの顔を間近で拝める...」



「拝んでばっかじゃんっ。ほら早く体育館行こ〜」






げっ。
男子も一緒に体育館なんだ...

私運動音痴だから、あんまり体育してる姿見られたくないんだよね...
小学校と中学校とですごくいじられたから。

しかもよりによってバレーって...
苦手中の苦手な競技だ。