俺は、急いでカテーテルの道具と佐々木さんと啓斗を呼んで優衣の部屋に行った。





































カラカラ



「優衣??持ってきたよ?」





「叶夢...痛い...?...」





「大丈夫だから、リラックスね?」





そう言って俺は、準備をした。





「優衣??じゃあ説明するよ?
このカテーテルを優衣の鼻から胃までとおすちょっと嫌な感じするけど頑張ろ?
動くと悪いから佐々木さんは、優衣の頭を固定してくれるし、啓斗は、手繋いでくれるからリラックスね?」





「うん...」



「優衣ちゃん、じゃあ頭抑えるね?」


そう言って佐々木さんは頑丈に頭を固定してくれた




「優衣ちゃん、痛かったら俺の手思いっきり握っていいからね?」



「うん、...啓斗先生ありがとう...」





「じゃあ、優衣入れるよ?」










「ん〜ン...痛ッッッ...イァア!
ゲボッッ、、、ゲボッッ、、、」




「優衣ちゃん大丈夫。深呼吸深呼吸。
手握りつぶしてもいいから、少し我慢ね?」









そう言うと、優衣は少し暴れながらも最後まで頑張ってくれた。





「優衣終わったよ?
大丈夫??」





「叶夢...これ痛い...喋りずらい...」



「優衣ごめんね?でもちょっと優衣のこと心配だから、今回の抗がん剤治療が終わるまで我慢ね?」




「うん...」

「優衣ちゃんよく頑張ってたね、
治療もあと少しだから少しの間頑張ろ?」



「うん...
叶夢...ちょっと疲れちゃった...
寝てもいい...?」





「うん、いいよ
じゃあまた後で来るから、俺らはもう行くね?なんかあったら呼ぶんだよ?」




「分かってる...」




「そう言って俺は部屋を出た。